このお母さんは、早くにご主人を亡くし、「女手一つで2人の子どもを育ててくれた母なんだ(^_^)」という話は以前にも先輩から聞いていたので、そのお母さんに最後だけれども、一目会いたいと思い、参列しました。
通夜の最後、喪主である先輩の挨拶。
その前に息子(先輩の長男、高1)が、おばあちゃんに挨拶をしたいというので、聞いてください、と。
息子さんは、おばあちゃんにマフラーをプレゼントしたこと、そのマフラーを病室でも着けてくれていたこと、就職したらもっと良いマフラーをプレゼントしようと思っていたことなどをおばあちゃんに語りかけ、最後にありがとう…と。
先輩の挨拶も、感謝の気持ちがいっぱい伝わる挨拶でした。
人の死に直面すると、「自分の両親がいなくなったら」と考えてしまうのは私だけでしょうか?
普段は、小さないざこざでもめている私たち家族と両親ですが、もしもと考えたときに頭に浮かぶのは、両親の怒った顔ではなく、笑顔なんです。
「あんなところに連れて行ってくれたね。」
「一緒にこんなことしたね。」
「孫たちを可愛がってくれたね。」
涙が止まりません。
こんなに泣いたのは久しぶりです。
号泣です。
新婚当時のことを思い出しました。
新婚旅行から帰って、夫と2人の幸せな生活が始まるはずだった…
たしかに、幸せではあるのですが、新居に母がいない。
幸せな気持ちより、母がいない寂しさをこんなにも感じる自分に驚きました。
私にとって、母の存在というのはそれだけ大きいんですよね。
毎日一緒にいるから気付かない大切なもの。
いなくなってからでは遅いので、もっともっと大切な気持ちを伝えたいと思います。
お父さん、お母さん
いつもありがとう。
あまり口には出さないけれど、本当は、とても感謝しています。
いつまでも元気でいてください。
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